日常生活に扶けが必要な高齢者や障害者に対して食事や入浴などの介護を行う専門的な知識や技術を持つ人を介護のプロとして認める国家資格が介護福祉士です。介護職のスキルアップを考えている人に最適の資格ですが、筆記試験と実技試験にクリアしなければいけません。資格取得までのポイントを具体的にご紹介していきます。
面接に向けての準備として、もっとも大切なことは面接を受ける施設について事前に調べておくことです。何も知らずに面接を受けることは失礼になりますので、施設の規模や介護の方針、どんなイベントをしているかなどホームページを閲覧したり、資料に目を通すなどして事前に調べておきましょう。施設の情報を得ておくことで、面接のときに的確な質問をすることができて、お互いにとって有意義な面接ができることでしょう。
面接の場面では「志望動機に書いた内容を忘れてしまった」「自己PRについて質問されても上手く返答できなかった」など、緊張によるド忘れや、うまくしゃべれないということがよくあります。大抵の場合、面接官は履歴書に書かれている内容をもとに質問をします。そのため、面接時に緊張したり、イレギュラーによって動揺しないように、履歴書に書いた内容をチェックして自分の中でまとめるとともに完全に自分のモノにしておきましょう。
面接当日は、時間厳守で5分~10分前には面接場所に到着するようにし、電車の遅延や悪天候などによって遅れる場合は必ず事前に連絡するようにしてください。履歴書を当日持参する場合はクリアファイルや封筒に入れて、汚れたり折れたりしないようにしましょう。面接場所に着いたら、受付で採用面接に来たことを伝えます。イスに座って待つ場合でも担当者が現れたら、すぐに立ち上がって挨拶をしましょう。担当者から「どうぞ座ってください」と言われるまで、立って待ちます。
面接の時に使ってはいけない言葉づかいがあります。以下に例示していきます。
・「私でもできるか不安です」などのネガティブ発言は面接担当者を「この人で大丈夫だろうか?」と不安にさせてしまうので、「アドバイスを受けながら、頑張って乗り越えます」のようなやる気を伝えるようにしましょう。
・「本当は○○を希望しているんですが…」と発言してしまうと面接担当者は「なんだ仕方なくうちの面接を受けているのか」と受け取りますので言わないようにしましょう。
・「私、自信があります!」と言われると、ポジティブな発言に聞こえますが、安易に答えているようにも聞こえますので学ぶ姿勢があることも一緒にアピールするようにしましょう。
・「私的には…」普段づかいで良く聞かれる言葉ですが、これは面接官に良い印象を与えませんので、普段から正しい言葉遣いを心がけましょう。
・複数の施設を運営している場合、希望の職場を聞かれることがありますが、このとき「どこでもいいです」と答えてしまうと、主体性がなく、仕事への意欲が伝わりにくくなりますので、希望する施設ややりたい仕事をしっかり伝えましょう。
・「他に○○も受けています」など、他の施設の面接を受けていることはあまり言わないようにしましょう。
サイト立ち上げのきっかけ
高齢化社会の日本では扶けを必要とする高齢者や障害者の人が増え続けていますが、それに対する介護職員の不足は社会問題となっています。そこで、介護の職場で働く人のレベルアップと介護業界に興味を持つ他業種の人たちに介護福祉士という国家資格をご紹介するとともに、介護業界への転職のきっかけにしてもらおうと本サイトを立ち上げました。本サイトへの問い合わせはbe_a_careworker@yahoo.co.jpまでお願いします。